【スペック】
メーカー:shanling
発売年:2021年
参考価格:37950円
形状:デジタルオーディオプレーヤー(DAP)
特記事項:デュアルDAC、最大23時間連続再生、ESSのdacチップ
オススメ度:2.5
☆m3xの良いところ
・バッテリー持ち…素晴らしいの一言。Android搭載機はバッテリーが短くなりがちなイメージなのだが、何も考えずにたくさん使っても3日間は余裕で持つ。使い方によっては1週間くらい持つ人もいると思う。
・画面の大きさと重量…比較対象がhiby r6pro alしか無いが、m3xはより軽くて画面が大きい。見やすい。
・Bluetoothレシーバー機能…癖が無く使いやすい。iPhoneとの接続だとコーデックがSBC固定になってしまうのが難点。
✴︎m3xのふつうなところ
・音質…値段なりと言った感じ。スッキリとした寒色系の音だが、据え置きアンプ(swd-ua1)で聞いた時と比べるとどうしても情報量が少なくて物足りない。イヤホンを聴く分にはノイズがほぼ発生しないし良いと思う。
・出力…t60rpのような大型で鳴らし辛いヘッドホンの音量もなんとか取れるが、基本的にはイヤホンで聞いた方が自然で良いと思う。大型ヘッドホンと繋がると「音量は取れるが音質は霞む」…みたいな感じ。
★m3xの短所
・動作…不安定かつ重い。Snapdragon430+メモリ2GB+Android7.1という古いスペックだからか、基本的に純正プレーヤーとサブスクくらいしか使えない。Androidのアプリを色々入れて便利に使いたい!という人は他のdapを選んだ方が良い。
・電源…スリープモードにしておいても5分くらい経つと勝手にシャットダウンされてしまう。これはバッテリー持ちにかなり貢献している機能だとは思うが、使いたい時にすぐに使えないのは不便。立ち上げには30秒ほどかかる。
・純正音楽再生アプリ…少し癖があり使いにくい。相性の悪い音源だと再生されなかったり曲名が文字化けしたりしてしまう。
【まとめ】
サブスクを気軽に長時間使いたい人にオススメ。音質や出力は並だし、動作は割と不安定なので万能な機器が欲しい人、音質や出力にこだわる人にはオススメしづらい。
廃盤。後継機はm3ultra。円安の影響か随分高くなってしまった。
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