seven_headphoneのブログ

ヘッドホンはお好きですか

ifi micro idsd のレビュー

【スペック】

出力:ヘッドホンアンプ...turbo 16Ω/4000mw

参考価格:69000円

メーカー:ifi

発売年:2014年

形状:ポタアン

特記事項:モバイルバッテリー機能、3Dホログラフィック、X-BASS

【評価】

音質:86点 サイズ:4 出力:5.0 デザイン:5.0 

オススメ度:5

【総評】
 何かと万能なポタアン。出力は下手な据置アンプよりずっと高く、平面駆動のヘッドホンや高いインピーダンスのヘッドホンも難無く鳴らしてくれる。逆にイヤホンを鳴らすのは苦手。イヤホン用に出力を抑えるIEマッチという機能があるが、それでもノイズやギャングエラーが気になる。高性能なdacを搭載している上、据置アンプとも繋げることができて拡張性が高い。音質はパワフルで良い。高出力を強調するかのような硬くて鋭い音。解像度は非常に高い。音場は合わせるヘッドホンにもよるが広い。音色は寒色系。切れ・スピード感は素晴らしい。聞き疲れのしやすい音作り。3Dホログラフィック機能をオンにすると音場がさらに三次元に広くなるが、ultrasoneのようなよく分からない音場になるため使いどころは限られる。また、低音を増強するX-BASS機能があるが、非常に低い音を強調しているのか、一聴して効果が分かりにくい。音質を変更する(?)フィルタースイッチが三段階あるが、筆者はよく分からなかった。DAPとmicro idsd さえあればどんなヘッドホンでも鳴らせるという安心感がある。

☆ifi micro idsdの良いところ

・非常に高い出力

・多機能

・lineoutとUSB接続、使用用途によって使い分けられる

★ifi micro idsdの良くないところ

・ポタアンにしては大きい

・ギャングエラーがある

・使い方次第ではすぐに接続先の機器の充電が無くなる

【その他】

 電源のオンオフがボリュームをいじることによって管理されるのだが、DAPに接続する前に電源オン→micro idsdのバッテリーから電気が賄われる DAPに接続した後に電源オン→DAPの電池を使ってmicro idsdが動く…となり、後者の場合だと一瞬でDAPの充電がなくなってしまう。DAPと接続するときには注意が必要だ。

 廃盤。後継機はいくつかあるが、最新機はmicro idsd diablo

駆動力がすごいポタアンです