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CCA trioのレビュー

※本品はKZhifiさんからレビュー依頼のサンプルとして受け取ったものです。レビューの投稿にあたって金銭のやり取りや対価の支払い等は無く、正直にレビューすることを誓います。

【スペック】

メーカー:CCA

発売年:2024年

再生周波数帯域:不明

参考価格:5200円
形状:半開放型、カナル型

特記事項:3DD、音質調整スイッチ


【評価】

音質:67点 装着感:4 遮音性:3 音漏れ:1.5 デザイン:4 携帯性:4

【総評】
 音の傾向は弱ドンシャリ。低音は乾いたハリのある質感。あまり深い音では無いが、軽快。中音は非常にクリアで爽やか。艶や滑らかさは感じない。高音はやや硬質でハッキリ主張する。また、突き抜け感をかなり感じる。背面の隙間の恩恵なのだろうか。解像度は値段を考えると高いと思う。音場は広め。半開放型であることを実感する。音色は乾いた寒色系。切れ・スピード感は中々。音圧は並。聞き疲れのしやすさは普通。

 KZのサブブランド、CCAのイヤホン。半開放型かつドライバー構成はダイナミックドライバーが3基と一見色物のよう。しかし、良くチューニングされており、違和感を感じない「普通に良い音」に仕上がっている。中華イヤホンは長らく追っていなかったので、この価格でこの音質が出ることに結構驚いた。なお、本機の大きな特徴の一つである片耳につき4つ音質調整スイッチ。これは大きな変化があるものでは無いが、オンにしていくと音色が明るくなっていくように感じる。

 愛称の良い曲は現代的なPOPSやロックなど、軽快に鳴らしたい音楽。管弦楽やジャズも悪くはないがやや質素な鳴りに感じる。打ち込み系やダンスミュージックはそれなり。ある程度音は拾えるが、低域の深みが物足りなくなる。

なんにせよ、比較的万能に鳴らしてくれる良機。

☆CCA trioの良いところ

・軽快な音

・音色が調整できる

★CCA trioの良くないところ

・低域の深みに欠ける

【装着感】

 比較的軽く、また柔らかいフォームタイプのイヤピースが付いてくるためかなり良好だが、筐体が大きく耳にピッタリ収まらない。

【その他】

 遮音性はそれなり。音漏れはイヤホンと考えるとかなり多い。デザインは中々良い。値段を考えると安っぽさが少ないし、中のドライバー構成が覗ける構成で楽しい。

CCA trio:https://amzn.to/3JmxwfW

 

遊び心と完成度を兼ね備えた楽しいイヤホンです