【スペック】
メーカー:audio-technica
発売年:2015年
再生周波数帯域:5Hz~ 40000Hz
参考価格:35000円
形状:開放型
特記事項:モニターヘッドホン
【評価】
音質:86点 装着感:5 遮音性:1 音漏れ:1 デザイン:4.5 携帯性:3
オススメ度:5
【総評】
音の傾向はフラット。低音は素晴らしい。開放型とは思えないほど量感たっぷりの音が出る。音の締まりがしっかりある上に抜けが良いので全くぼわつかない。中音も良い。表現がとても素直で、変な癖を感じずまっすぐスウっと伸びる。高音はややロールオフされている感じがするものの、篭りや曇りを感じるほど露骨なものでもないし、なによりそれがこのヘッドホンの聞き疲れの少なさ、音色の豊かさに貢献していると思う。解像度は価格なり。正直解像度がそこまで優れたヘッドホンでは無い。音場はかなり広い。フワッとナチュラルに広がる印象。hd650のような名作開放型ヘッドホンと同等の広さはあると思う。音色はややウォーム。切れ・スピード感は非常に高い。正確な感じ。音圧はやや多い。聞き疲れは少ない。
開放型ヘッドホンのお手本のような名作。とにかく素直な表現が特徴的で、音楽全体を広く見渡すような楽しみ方ができる。知らない曲を聞くときに音楽の雰囲気を掴むのにも最適。ほかにもBGM用やゲーム用にもピッタリ。逆に細かい音を追う…などにはそこまで向いていないため、そこを見るなら密閉型モニターヘッドホンを使った方が良いと思う(hph-mt8など)。470Ωと一見かなり鳴らしにくいが、意外とDAP直挿でもそれなりに鳴る。でもアンプにつなげた方が解像度や音場表現が格段に良くなる(そのあたりも素直な機種)ので基本的にはアンプにつなげて使うことをオススメする。
☆ath-r70xの良いところ
・素直な音
・非常に優れた装着感
・音場が広い
・様々な用途に向いている
★ath-r70xの良くないところ
・鳴らしにくい
・刺激的な音を求めている人には向かない
【装着感】
最高レベル。本体がとても軽いうえにウィングドサポートのおかげで頭頂部の痛みが皆無。ほどよい側圧でズレない。
【その他】
音漏れはすごい。ドライバが外側から丸々見えるデザインなので当然だともいえる。遮音性は一切無い。呼びかけられても安心。デザインは無骨だが非常に良いと思う。携帯にはあまり向かない。折りたためない上、折れるのが心配。
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