こんにちは、⑦です。1月にオフ会で沢山の貴重なヘッドホンを聴けたので、メモを残しておきます。
①tribute7
音質:93点 装着感:4 遮音性:5 音漏れ:5 デザイン:4 携帯性:5
好感度:4
【総評】
音の傾向はドンシャリ。低音は硬く重く、それでいて弾むバスケットボールのような質感。中音はかなりクリアで濁りの少ない音で、厚みもある。しかしやや金属のような質感が(ハウジングのせいか)乗る。高音はそれなりにカッチリしていて煌めきもあるが、他のeditionシリーズのような飛びぬけた個性は無く、落ち着いている。解像度は高い。20万円前後の機種と同じくらい。管弦の表現は秀逸。どちらもガッチリした低域が下支えして非常に聞きごたえのある音になっている。音場はかなり狭い。といってもedition9よりはいくらかマシなように思う。音色は寒色系。キレ・スピード感は中々良いが、どうしても鈍重な感覚はある。聞き疲れのしやすさは普通。
edition7復刻番のような機種だったはず。7の血を引いているだけあって無難な(ゾネにしては)無難な優等生。なお上記の評価はhd700のバランスケーブルを使った時のもので、純正にすると線が細くなるくせに低域はぼやぼやして全体が濁り、良くない。
②mdr-sa5000
音質:86点 装着感:3.5 遮音性:1 音漏れ:1 デザイン:4 携帯性:2
好感度:3.5
【総評】
音の傾向はやや高音寄り。低音は深いところまでは出ていないが、ミッドベースはちゃんと出ているのでhd25のような爽やかさがある。中音はザラザラしていて、ソニーの高いヘッドホンてこんな感じだよなあと思った。解像感を稼ぐためなのだろうか。高音はかなり線が細い。細すぎて刺さらないのが良い。解像度は低くは無いが、50000円前後相当だとおもう。管弦の表現は独特。弦楽器は美しいが、厚みと艶めきが物足りない。管楽器は音がかなり軽く聞こえがちで、別の楽器のよう。音場は横に広いが奥行きは無い。ざらざらして中音域も相まってそういう絵みたいで楽しい。音色は寒色系。キレ・スピード感はイマイチ。力感が足りない。聞き疲れはしづらい。
ソニーの昔のちょっと高い開放型ヘッドホン。かつて私も下位機種にあたるmdr-sa1000を所有していたが、それよりかはマトモな音になっている。でも線が細くてザラザラという基本的な性格は変わらない。AKの音が好きな人などにオススメ。
③rp-fda1000
音質:67点 装着感:5 遮音性:1 音漏れ:1 デザイン:5 携帯性:2
好感度:2.5
【総評】
音の傾向はカマボコ。低音は軽くて薄い。なんという無料の野外ライブのスピーカーみたいな音の質感。中音は濁っているのだが、ドライバーが物理的に耳から離されているためか不思議と曇りは無く、聞きやすい。高音はかなり良い。ツイーターが搭載されているためか、繊細で綺麗な音になっている。解像度は低い。k240よりも低い。管弦の表現は微妙。管楽器は線が細いのと、中音の濁りからイマイチ納得感が無い。管楽器はイヤな音が強調されて耐え難い。音場は不思議な前方定位がある。音色は暖色系だろうか。キレ・スピード感はない。聞き疲れは結構しやすい。
テクニクスの伝説のデュアルドライバーヘッドホン。よくわからない青色!ナゾの機構!これはロマンだ音は悪い。
④HQ-HP132HF
音質:81点 装着感3.5: 遮音性:2 音漏れ:2 デザイン:1 携帯性:1
好感度:1
【総評】
音の傾向は弱ドンシャリ。低音はこの形状の開放型のしては中々深い音が出ているし、ほどよい締まりもあって軽妙。中音は滑らかで艶やかで非常に聞きごこちが良い。高音はやや丸いが、刺激不足というほどではなく良い塩梅。心なしかオーテク風味を感じる。解像度は中々高い。1.5万円~のレベルはある。管弦の表現は優秀。やや柔らかく表現しがちなきらいは有るが、原音から大きくは逸れない。音場は広くは無いが狭くも無く、なにより立体的なのが魅力。音色はニュートラル。キレ・スピード感は普通。聞き疲れのしやすさも普通。
オーテクのパチモンじゃないか!とそんな出オチかと思ったらちゃんと音が良いのが腹立たしい。ath-ad900xより良いかも。
⑤mdr-v7
音質:76点 装着感:4 遮音性:4 音漏れ:4 デザイン:4.5 携帯性:2
オススメ度:5
【総評】
音の傾向は弱ドンシャリ。低音は程良い重みと柔らかさのある安定した音。中音は明るく滑らかでオールドソニーの良さが出ている。高音はキラキラしている。解像度はそこそこ1万円ほどのモニターヘッドホンくらい。管弦の表現は良い。管楽器は煌びやかに弾けるような音。音場はかなり狭い。頭の大きさを超えてこない。音色はやや寒色系。キレ・スピード感は中々。聞き疲れのしやすさはあまり無い。
1980年代のソニーのモニターヘッドホン。なめらかでキラキラしていて、ソニーのヘッドホンのはこういう音を求めているんだよなと言いたくなる。オススメ。
⑥victor hp-d90
音質:71点 装着感:2 遮音性:1.5 音漏れ:1.5 デザイン:5 携帯性:2.5
好感度:2
【総評】
音の傾向はややカマボコ。低音は平面駆動らしいカッチリした音。深さはあんまり無い。中音はレトロヘッドホン特有のビビり音?共振?のような濁りがあるのが残念。温かみがあるのは良い。高音は普通に出るが、平面駆動というよりddの高音のように感じる。解像度は中々高い。レトロヘッドホンの中では上澄みだと思う。管弦の表現はそこそこ。真面目な音で、遊びが無い。音場は開放型にしては狭い。音色は暖色系。キレ・スピード感は普通。聞き疲れはあまりしない。
良くも悪くも典型的な平面駆動という感じ。見た目はカッコイイ。
⑦dt770L.E BW-600
音質:84点 装着感:4 遮音性:4 音漏れ:3.5 デザイン:4.5 携帯性:2
好感度:?
【総評】
音の傾向は概ねフラット。低音は面で制圧するような広く余裕のある音。深さも十分。中音は素晴らしい。beyerdynamaicらしいスリリングさがありながら神経質にならない上、独特の艶と音の安定感がクセになる。高音は自然に良く伸びる。解像度は高い。hd650辺りの旧御三家クラスはある。管弦の表現は良い。管楽器の太さと鋭さの両立は流石ベイヤー。弦楽器も不満なくソツなく熟してくれる。音場はかなり広い上、立体的。素晴らしい。音色はニュートラル。キレ・スピード感はかなり良い。キレと厚みがあり、安定感のある音。聞き疲れのしやすさは普通。
dt770ノーマルバージョンの閉塞感を解消し、レンジを広げた結果万能なヘッドホンげ出来上がったという感じ。正直欲しい。物凄く鳴らしづらいことだけ注意(なんとhe6se以上!)
印象に残った主な機種は以上です。レトロヘッドホンは当時の技術、工夫が見える機種が多く非常に楽しいです。蒐集する人が少なからずいることにも納得。私も何か面白い機種があれば、ぼちぼちまたレビューしていこうかなと思います。それでは。

