【スペック】
メーカー:final
発売年:2018年
再生周波数帯域:非公開
参考価格:16800円
形状:密閉型
特記事項:金属筐体
【評価】
音質:70点 装着感:4 遮音性:4.5 音漏れ:5 デザイン:5 携帯性:5
オススメ度:4.5
【総評】
音の傾向はフラット。低音は柔らかく砕けたような質感。重低音も出る割にこもらない。中音は滑らかで温かみがあるが、やや曇った質感。高音は薄くキラキラした上品な質。少し詰まりを感じる。解像度は値段なり。音場は狭くも広くも無い。音色はウォームで暗め。切れ・スピード感はそれなり。音圧は弱め。聞き疲れは少ない。
finalのeシリーズの上位機種。e2000の上位と思われる。違和感や不快感などを感じさせない絶妙なチューニングで、誤解を恐れずに書くと聞いていて眠くなるような音。それでいて基本性能は値段なりのものを確保している。この価格帯は海外(特に中華)のイヤホンが多数あるイヤホン激戦区といった様相を呈しているが、聞いていてほっとする音を出してくれるイヤホンは中々見ないように思える。特別キレやレスポンスの良さを重視するなら他に良い選択肢があるが、そうでない人には是非試してみてほしい。
☆e4000の良いところ
・穏やかで上品な音
・中庸なチューニング
★e4000の良くないところ
・薄く霞んだような音
・尖った個性が無い
【装着感】
シュア掛けにしろ耳垂らしにしろ良い。シュア掛けにすると耳の奥まで挿入出来て低音がしっかり出るようになる。
【その他】
遮音性は中々高い。音漏れはほぼ無い。デザインは良い。金属削り出しのカッチリした質感と嫌味になりぎない程度に主張するfinalのロゴが良い。
e4000:https://amzn.to/3WhLbN0