【スペック】
メーカー:kinera
発売年:2023年
再生周波数帯域:20Hz~ 20000Hz
参考価格:35500円
形状:カナル型
特記事項:3ba(knowless)+1dd(7mm)
【評価】
音質:79点 装着感:2 遮音性:4.5 音漏れ:4.5 デザイン:4.5 携帯性:3.5
オススメ度:4
【総評】
音の傾向はドンシャリ。低域は硬質で、ぼやけず深く沈み込む。量は普通。中音はとてもクリアで曇りを一切感じさせない。その反面ドライで少し寂しい感じ。高音は非常に伸びやかで抜けが良い。ボーカルのサ行が刺さる。解像度なり。音場は狭め。特に横に狭いが、やや奥行きと縦の広さを感じる音場でライブ感を感じる。音色は寒色系でドライ。切れ・スピード感は素晴らしい。硬質で力強い低音に殴りつけられるような感覚。音圧は高め。聞き疲れはしやすい。
DDの”キレよく沈み込む低音”BAの”クリアで伸びやかな中高音”そんなイメージが分かりやすく合体したハイブリッドらしい音のイヤホン。pops/ロックが特に得意でボーカルがかなり近く、ノリノリで楽しく聞ける。ジャズもかなり良いが、荒っぽい音になるのでやや人を選ぶか。クラシックとの愛称はあまり良くない。スケール感が出ない。スカッと抜けが良い音が聞きたいなら本機は有力な選択肢だと思う。
☆freya2.0ltdの良いところ
・ノリの良い低域
・全体的にくっきりとした音
★freya2.0ltdの良くないところ
・聞き疲れしやすい
・良くない装着感
【装着感】
良くない。音響性能確保のためか普通の樹脂イヤホンではあまり見られない突起があり、そこが耳を刺激して痛い。
【その他】
遮音性はかなり高い。耳穴をしっかり埋めてくれる。音漏れも少なめ。デザインは良い。ラメでキラキラしつつも安っぽくない絶妙な質感。ゴツゴツした大きめの筐体、太目のケーブルで他のイヤホンと比べると携帯性が低い。