【スペック】
メーカー:audio‐technica
発売年:2014年
再生周波数帯域:15Hz~28000 Hz
参考価格:19000円
形状:密閉型
特記事項:モニターヘッドホン
【評価】
音質:77点 装着感:4 遮音性:5 音漏れ:5 デザイン:4 携帯性:5
オススメ度:4.5
【総評】
音の傾向は低音寄りの弱ドンシャリ。低音はよく膨らみ圧が強い迫力を感じる音。締まりはあまり良くない。しかしレスポンスが良い感じで、中々楽しい。中音はそれなり。低音が被っていてやや引っ込む。その割にはかなりクリアな音。脚色などは感じない。高音はシャリシャリしている。刺さりは少ない。伸びは感じない。どちらかというとやや天井を感じる音。解像度は価格なり。近い価格にはdt770proやmdr-cd900stなどがいるが基本性能は同じくらい。音場感はかなり良い。決して抜けが良いわけでも広いわけでもないが立体的な箱庭的音場。音色はウォーム。切れ・スピード感は中々。低音の量のわりにキレが良いと思う。音圧は強め。聞き疲れはしやすいと思う。
定番のヘッドホン。日本ではmdr-cd900stが主流だが、海外ではath-m50xが人気らしい。グルーブ感を感じるノリの良い音で、モニター用途だけでなくロックやポップスをリスニングするためのヘッドホンとして使っても楽しい。このヘッドホンの真価は折り畳み機構や脱着可能なケーブル等、同価格帯のライバル達が持っていない機能を複数搭載することによって実現した使いやすさだと思う。総合的に見て2万円以下の密閉型ヘッドホンとしてかなり高い実力を持っているためオススメ。
☆ath-m50xの良いところ
・折り畳み機構
・頑丈
・脱着可能なケーブル
・ノリの良い音
★ath-m50xの良くないところ
・中音を重視する人には向かない
・人によってはこもって聞こえるかもしれない
【装着感】
そこそこ。重さは普通だが、側圧が強い。フィット感というメリットにもつながっている。
【その他】
遮音性、音漏れの少なさともにヘッドホンとして最高レベル。デザインは無骨だが、ヘッドホンらしい王道の見た目だし、下位機種と比べてもしっかり作りが良くなっていることが分かり好印象。携帯性は素晴らしい。ヘッドホン全体でも一部の機種にしか採用されていない折り畳み機構を搭載しており、コンパクトに運べる。また、頑丈な機種のためキャリングケースなどを用意しなくてもよいのも携帯性の良さに一役買っている。
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