【スペック】
メーカー:傳田聴覚研究所
発売年:不明
再生周波数帯域:不明
参考価格:19100円
形状:密閉型
特記事項:USTテクノロジー(推定)、オーディオテクニカ・アートモニターシリーズの改造もしくはOEM
【評価】
音質:80点 装着感:4 遮音性:4 音漏れ:4 デザイン:4 携帯性:2
オススメ度:2
【総評】
音の傾向は中高音寄り。低音はかなり深いところまで出ているような感じはするしレスポンスも良く質は申し分ないのだが、量感がフラットというには少ない。ただ個人的には不満が無い。中音はかなり良い。鮮やかで明瞭な表現。その割に変な癖なども少なく楽しめる。高音は素晴らしい。良く伸びるし量感がかなり多いが刺さらない。上手いチューニングだなと感じる。解像度は値段を考えてもかなり高いように感じる。低音が中高音を全く邪魔しないため細かい音まで聞き取りやすい。音場は独特。ステージの大きさをイメージするよりは、音が体に染み渡る感じ。音色は寒色系で明るめ。切れ・スピード感はかなり良い。スパスパと小気味よく鳴る。音圧はやや強め。聞き疲れは少ない。
これを読んでいるあなたは傳田聴覚研究所とオーディオインテルという会社を知っているだろうか。それぞれ説明していく。まず傳田聴覚研究所は「音による脳トレ」を謳っているところで、高価な値段でCDとヘッドホンをセットで売るハイエンドオーディオメーカーだ。オーディオインテルはUSTテクノロジーという独自技術をイヤホン・ヘッドホンに仕込んで売る変わり種のメーカー。USTとは可聴電波。USTからは音が出ないが、音場形成に関わってくるらしい。…長々と書いたが、要するにポタオデの中でも稀にみる神秘的な…乱暴な言い方をするとオカルト的要素の強いメーカー2つが結託して作ったヘッドホンというわけだ。私は明るく降り注ぐような中高音が好きでこのヘッドホンが好きだが、この音を全く受け付けない人もいると思う。ハマったら強いが万人受けはしないとおもうので積極的に薦めることが出来ない。
☆dh-1の良いところ
・明瞭で鮮やかな中高音
・染み渡るような音
★dh-1の良くないところ
・人を選ぶ
【装着感】
良好。オーテクのウィングサポートが採用されており、頭頂部が痛くならない。やや重いのが難点。
【その他】
遮音性・音漏れの少なさともにそれなりに良好。デザインは可愛らしいかんじで良いと思う。携帯には向かない。