seven_headphoneのブログ

ヘッドホンはお好きですか

リケーブルの意味

 【まえがき】

 こんにちは。⑦です。今回はリケーブルについて考えていることを書いていきます。まず、リケーブルとは…?それは、ヘッドホンやイヤホンに付いているケーブルを取り換える行為です。なぜそんなことをするかというと、大きく分けて二つの理由が挙げられます。一つは断線の修理です。もう一つは音質の変化です。断線の修理を目的としたリケーブルについて私から言いたいことは特に無いため、今回は音質の変化を求めてリケーブルすることの意味について語っていきます。

★注意事項

・記事の内容は全て主観で科学的根拠に全く基づきません。

 【リケーブルで音は変わるのか?】

 私の意見では、”リケーブルで音は変わる”と思っています。音が変わる理由としては、”そのケーブルが持つ情報量”が関係していると思います。「リケーブルで音が変わるわけないよ。測定値みても変わってないじゃん。」って思う人いると思いますが、果たしてどうなのでしょうか?その意見への回答を含め、ゆっくりと書いていきます。

 【何故リケーブルで音が変わるのか】

(1)そのケーブル作ったところへの信頼

 ケーブルはオーディオメーカーから個人製作に至るまで、様々なところで作られています。ここで大切なのは、作った相手への信頼です。例えば、私はFOSTEXのT60RPというヘッドホンを愛用しており、ケーブルはET-RP3.5UBというものを使っています。これはFOSTEXの純正ケーブルです。私はFOSTEXの音が良いと確信しており、FOSTEXのものづくりを信頼しています。FOSTEXのつくるケーブルを使うと、安心して音楽を楽しく聞けます。そうです。作った相手への感情次第で音は変わるのです。音の感じ方は実に主観的なものです。(ET-RP3.5UB:https://amzn.to/3OLxmBQ)

信頼の賜物です

 

(2)使ってる材質

 ケーブルの材質でも音は変わります。ケーブルの芯材には銅、銀、銀メッキ銅などが一般的に使われていますが、全て特徴が違います。①銅ケーブルはどっしりとした重厚な音が特徴です。銅という生活に馴染みのある重い金属から、そんなイメージが湧くからです。色も鈍く褐色に光り、重厚な感じがします。②銀ケーブルは軽やかで繊細な音が特徴です。銀は貴金属の一種。古来よりアクセサリーにも使われるような繊細な素材です。そこからそのようなイメージが湧いたと思われます。③銀メッキの銅ケーブルは銅ケーブルと銀ケーブルの両方の特徴を併せ持ったバランスの良い音が特徴です。これは単純に二つのイメージが合わさったものです。個人的にはnobunaga labsの蜻蛉切というケーブルを愛用しています。銀メッキ銅というシンプルな構成ですが、メーカーの説明によると良質なものが使われているらしく、音が良いと信じることができます。

見た目が綺麗です

(3)色

 ケーブルは素材・塗装によって様々に色が変わります。私はBelden88761というケーブルをAKGk240に付けて楽しんでいます。赤色という中々に珍しい色で、力強さを感じます。(Belden88761https://amzn.to/3wpF6TH)

通称ハリガネ

(4)ケーブルの太さ

 ケーブルは太いと荒々しく力強く、細いと繊細で柔らかな音に感じます。js-hifi venus

というケーブルはイヤホンケーブルの中ではかなり太く、音に力強さが増しオススメです。

太くがっしりしています

(5)値段

 ケーブルの値段も音に関係してきます。これはメーカーへの信頼とも関係があります。「このメーカーがこの値段で出したケーブルなのだから音が良いに違いない」という気持ちが良い音を生みます。個人的にはnobunaga labsの霧降がオススメです。音に凄みが出ます。(霧降:https://amzn.to/48d4pp)

高級ケーブルです

(例外1)ケーブルの抵抗値

 この記事を読んでいるあなたはetymotic researchのer-4というイヤホンのシリーズを知っているでしょうか。古い1baのイヤホンです。このイヤホン達、er-4s、er-4p、er-4bなど幾つかの型番があり、それぞれ音も違います。しかし。これらのイヤホン、使っているドライバ、筐体の素材、全て同じなのです!では何が違うのでしょうか。それはケーブルです。それぞれのケーブルに抵抗がついており、それにより音が大きく変わるのです。しかし、これは稀なケースで他のイヤホンではあまり見られません。

(例外2)バランス接続

 アンバランス接続とバランス接続では音が変わります。なぜ変わるか詳しいことは分かりませんが、バランス接続することによって左側と右側の信号が混ざらなくなり、クリアな音で聞こえるようになります。

【ブラインドテストの意義】

 このように、リケーブルはそのケーブルが持つ肩書・情報によって音が変わると思っています。ブラインドテストをしてケーブルの違いが分かるのか?少なくとも私は例外1・例外2を除いて違いが分からないと思います。そのケーブルがどのようなケーブルなのか。それを知り、信じることで音が変わるため、なにも分からない状態で聞いても全て同じに聞こえてしまうと思います。

【さいごに】

 リケーブルはもっともオーディオらしくて楽しい行為の一つだと思います。自分の気持ち・経済状況に合わせて適度に活用していくとオーディオをより楽しめると思います!