【スペック】
メーカー:Dunu
発売年:2016年
再生周波数帯域:10Hz~ 40000Hz
参考価格:50723円
形状:カナル型
特記事項:ハイブリッド型(2dd+2ba)、フラッグシップ
【評価】
音質:80点 装着感:4.5 遮音性:2.5 音漏れ:4.0 デザイン:4.5 携帯性:3.5
オススメ度:5
【総評】
音の傾向は低音寄りの弱ドンシャリ。低音は柔らかくしっとりとした質。かなり深くまで沈み込む。締まってはいないが、分離が良くぼやけた感じはしない。中音は生々しく温かな質感で良いが、低音の多いソースではやや奥に引っ込んで聞こえる。高音はカッチリした質感。輪郭を持った繊細な高音が丁寧に鳴る感じ。抜け感はあまりない。刺さりもない。解像度は値段なり。低価格帯とは一味違う高い分解能を持っている。音場はやや広め。フワッと広がる感じで窮屈さを感じさせない。音色はウォームで明るめ。完全にリスニング目的に振り切ったチューニングのように感じる。切れ・スピード感は普通。音圧は弱め。聞き疲れは少ない。
dunuのかつてのフラッグシップイヤホン。上品な美音系の音。ここまでリスニング用に振り切ったチューニングと高い基本性能を両立したイヤホンはそれなりに珍しい気がする。爽快で抜けが良い音を求める人にはオススメできない(そういった人にはkineraのイヤホンがオススメ)が、音楽にしっぽりと浸りたい、イヤホンで丁寧な音楽鑑賞をしたいという人にはとてもオススメ。
☆dn-2002の良いところ
・温和で滑らかな音
・価格に見合った高音質
・弱点の少ない音作り
★dn-2002の良くないところ
・奥まったmmcx(リケーブルの選択肢が非常に少ない)
・ライバルが多い価格帯
・爽快感の少ない音
【装着感】
良好。耳掛け・耳垂らし両方に対応した形状で便利。
【その他】
遮音性はあまり良くない。音漏れは少しある程度。デザインは良い。シンプルながらクオリティの高いもの。携帯性はそれなり。ケーブルの取り回しが良くない。
廃盤。後継機は色々あるが、現在売っているのはsa6mk2。
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