※本品はHiFiGo JPさんからレビューの為に提供を受けたものです。
【スペック】
メーカー:celest
発売年:2024年
再生周波数帯域:20Hz~ 20000Hz
参考価格:4542円
形状:カナル型
特記事項:10mmlcpダイナミックドライバー
【評価】
音質:64点 装着感:3.5 遮音性:3.5 音漏れ:4.5 デザイン:5 携帯性:4.5
オススメ度:4.5
【総評】
音の傾向はフラット~厳密に見るとやや中高音寄り。低音はそれなり。特別締まっていたり深さがあったりする訳では無いが、不足や不満を感じるわけでも無い。中音は中々良い。明るく滑らかで、ボーカルが映える音作り。高音は普通。量感はあるが、特別キラキラしていたりこもったり刺さったりするわけでは無い。印象に残りにくいと思う。クリアさはそれなり。鮮やかでは無い。管弦の表現は微妙。音色がチープになりがち。解像度は値段なり。音場はやや狭め。音色は少し暖色に寄るか。切れ・スピード感は普通。悪くは無いが、キレキレな音でも無い。音圧は普通。聞き疲れは少ない。
人気モデル、kinera celest wyvernの色違いと思われるイヤホン。イヤホンからの主張や色付けが少なく、手堅くまとめてきたなという印象。こう書くとつまらない音なのかと思われるかもしれないが、この価格帯でここまで癖を排してリケーブルに対応していてビルドクオリティも高い…という点は評価に値する。イヤホンをとっかえひっかえするようなマニアにはもっと他に癖が強いモデルの方が合うかもしれないが、音楽を聞くことが好きで特別イヤホンにこだわりが無い、でも良い音で聞いてみたい…そんな人には良い相棒となることだろう。
☆kinera celest wyvern qingの良いところ
・癖を排した無難な音作り
・見た目がとても綺麗
★kinera celest wyvern qingの良くないところ
・強い個性が無い
・付属のイヤーピースが微妙
【装着感】
筐体がやや大きいが、耳へのおさまりは悪くない。イヤーピース変更推奨。
【その他】
装着感との兼ね合いで遮音性もそれなり。音漏れはあまり無い。デザインは素晴らしい。価格を考えると信じられない高級感がある。携帯性はかなり良い。
一つ注意点を挙げるとしたら、付属のイヤーピースの質が良くないことだ。摩擦係数が低くフニャフニャで、耳から落ちてしまう。このレビューではnicehckのイヤーピースを使った。イヤーピースを変えるとそれなりの装着感。
購入リンク:Celest Launches "Wyvern Qing": Latest Single Dynamic Driver IEMs — HiFiGo