【スペック】
メーカー:ultrasone
発売年:2014年
再生周波数帯域:17Hz~ 21000Hz
参考価格:52,800円
形状:カナル型
特記事項:ハイブリッド型
【評価】
音質:81点 装着感:1 遮音性:3.5 音漏れ:4 デザイン:2 携帯性:2.5
オススメ度:2.5
【総評】
音の傾向は概ねフラット~厳密に見るとやや高音寄りの弱ドンシャリ。低域はかなりタイトで軽い。制動はあまり無いが硬めの音でぼやけず、砕けたような質感。中域は鮮やかでノリの良い音。妙な実在感もある。高域はキンキンキラキラした質感だが、痛さはあまり感じない。クリアさは中々良い。音の鮮度(解像感)はそれなり。ultrasoneにしては温和な音。管弦の表現はそれなり。弦楽器は特別魅力があるわけではないが、無難に鳴らす。金管楽器はノリの良い音だが、どこかチープな感じ。音場は前方に広がる。頭外定位を得意とするメーカーだけある。音色はややウォーム。切れ・スピード感は中々良い。音圧は普通。聞き疲れは少なめ。
ultrasoneの古いハイブリッド型イヤホン。派手で極端なチューニングを好むultrasoneがハイブリッド型なんて扱ったらどうなるんだろう、、と戦々恐々としながら聞いてみたが、素直な出音にそっと温かみを添えるような音色が心地よい美音系のイヤホンだった。しかし音場感や高域の質感かたultrasoneらしさも感じる。と、このように音質だけなら大いにオススメできるイヤホンなのだが、このイヤホンは装着感が非常に劣悪であまり使う気になれないし人にオススメもしづらい。音は良いのだが、、後継機に期待。
☆ultrasone iq proの良いところ
・素直で綺麗な音
・自然な前方定位
★ultrasone iq proの良くないところ
・ひどい装着感
・リケーブル不可
【装着感】
ひどい。角張った人間工学を微塵も考えて無さそうな筐体はやはりフィット感が悪かった。着けて30分すると耳が痛くなってくる。ultrasoneは聴覚保護を重視しているメーカーなので、聞きすぎを防止するために装着感をあえて悪くしている可能性もある。
【その他】
遮音性は筐体に素材とフィット感の悪さのわりにはかなり高い方だろう。音漏れは少しだけある。デザインは微妙。5万円のイヤホンと思えない。携帯性は微妙。ケーブルの取り回しが悪い。