メーカー:fiio
参考価格:22667円
形状:ポータブルDACアンプ
特記事項:2.5mm、4.4mm バランス接続対応、低音増強スイッチ
【評価】
音質:70点 携帯性:5 オススメ度:3.5
【総評】
fiioのポータブルアンプのエントリーモデル。スマートフォンやPCとの接続が非常にスムーズ。サイズはiPhone11proを小さくして少し厚みを持たせたくらい。ポタアンの中でもコンパクトな部類。音はホワイトノイズが少なく、クセの少ない無難なもの。この値段とサイズで多くの接続方法に対応しているのは素晴らしい。また、高インピーダンスや低能率なヘッドホンの音量もある程度取れる実力もある。(t60rp、dt990pro 等)。ある程度取れるだけで音質面では結構不満がある。具体的には音の伸びが足りずこわごわとした音になる。2段階ゲインがあるが、筆者は基本ハイゲインで使っている。イヤホンがメインの人はローゲインもありかもしれない。低音増強機能はかなり良い。分かりやすく効果があり、その上中高音に被らずに低音の厚みだけを増す、優秀な機能。とりあえず有線イヤホンやヘッドホンに興味があるけどどんなアンプを買えば良いのか分からない、そんな人にはピッタリのアンプだと思うが、価格の割にスペックがそこそこなので2.5mm接続が要らないなら今はq11を買った方が良いだろう。
☆fiio q3の良いところ
・接続が簡単
・クセのない音質
・3つの接続方法に対応
・携帯に便利
★fiio q3の良くないところ
・ヘッドホンを鳴らすにはもう少し出力が欲しい
・電源と音量ボタンが連動しているため、電源を入れてない時に音量を固定することができない
後継機はfiio q13。このレビュー執筆時点()では未発売。現在はほぼ同じ機能で2.5mmバランス接続が省かれてバランス接続の出力が上がったfiio q11という機種があり、こちらも非常にオススメ。