【スペック】
メーカー:audio‐technica
発売年:2011年
再生周波数帯域:5㎐~30000㎐
参考価格:8415円
形状:密閉型
特記事項:ウイングサポート、ART MONITORシリーズ
【評価】
音質:73 装着感:3.5 遮音性:4 音漏れ:4.5 デザイン:4.5 携帯性:2
オススメ度:4
【総評】
音の傾向はフラット~弱ドンシャリ。低音は柔らかい質感だが、ぼやけない。量、厚みともに過不足ない。中域は低域とほぼ同量。また、ボーカルが前に出てくるため聞き取りやすい。高音は量は普通。質感も変な癖や篭りを感じず良い。また、どの帯域の音も刺さらない。解像度は値段を考えるとかなり高い。aurvana live!とほぼ同等の基本性能。音場はこの価格帯の密閉型にしては広い。音色はややウォームより。切れ・スピード感は良好。音圧、聞き疲れともに普通。
非常にバランスの良いヘッドホン。全帯域に渡って癖のないフラットな音だし、見た目は艶消しプラスチックで安っぽさを解消している。音場も広いし、密閉型大型リスニングヘッドホンデビューにはピッタリだと思う。また、上位機種や他のヘッドホンを所有していても、この価格帯で柔らかい音でバランスが良くて篭りが少ないヘッドホンは中々貴重だと思うので機会があればぜひ一度聞いてみて欲しい。10000円以下でオススメの密閉型ヘッドホンは他にもaurvana live!があるが、より安くコンパクトなヘッドホンが欲しいならaurvanaを。より音場が広くて上位機種に乗り換えても使えるヘッドホンが欲しいならath-a500xがオススメ。
☆ath-a500xの良いところ
・安っぽくない見た目
・全帯域に渡ってバランスの良い音
・鳴らしやすい
・値段の割に基本性能が高い
★ath-a500xの良くないところ
・リケーブル出来ない
・折りたためない
【装着感】
何とも言えない。上位機種より側圧が強く、重さを感じる。フィット感は良いとおもう。
【その他】
遮音性は密閉型ヘッドホンとして普通。音もれは少ない。デザインはかなり良いとおもう。この価格帯でこの高級感のヘッドホンは中々ない。携帯には向かないが、頑丈なので持ち運べなくはない。
後継機はATH-A500Z。質感が安っぽくなったのが残念。