【スペック】
メーカー:SONY
発売年:1988年
再生周波数帯域:8Hz~25000 Hz
参考価格:4400円
形状:半開放型オンイヤー
特記事項:デジタルモニター
【評価】
音質:73点 装着感:3.5 遮音性:2 音漏れ:3 デザイン:4.5 携帯性:1
オススメ度:5
【総評】
音の傾向は弱ドンシャリ。低音は柔らかく広がる感じ。重低音は出ないが、そうすることで篭り感が減っている。中音はクリアなのだが、サラサラと粒立つような質感で透明感は感じない。その分聴きごたえがある。高音は柔らかくフワッと伸びる優しい音。刺さりは少ない。解像度は値段を考えると中々高い。かといってモニター的なシビアな細かさでは無く、自然な音。音場は狭い。全ての音が近くで聞こえる。音色はニュートラル。切れ・スピード感は普通。良くも悪くもない。音圧は弱め。聞き疲れは少ない。
小型で半開放型でオンイヤーのモニター…という中々見かけない形状のヘッドホン。デジタルモニターという称号を与えられているが味付けが強く、柔らかく楽しい音のリスニング向きなヘッドホン。クラシックは音場感が、打ち込み系は低音の質感が合わないことが多いが、それ以外は大抵このヘッドホンの独特の雰囲気がマッチして楽しく聞けると思う。なんにせよ鳴らしやすい上値段の割に良い音で、万人に薦められる。
☆mdr‐v202の良いところ
・柔らかく楽しい音
・音源を選ばない
★mdr-v202の良くないところ
・モニターの割に味付けが強い
【装着感】
悪くないが、オンイヤーなので長時間つけると段々痛くなってくる。
【その他】
遮音性は最低限。音漏れは半開放型と考えると少ないがある。デザインは良い。キリリとした感じ。携帯性は悪い。ケーブルが長すぎる(5m!)
廃盤。現行のSONYのモニターヘッドホンは色々あるが、有名なのはmdr-cd900stか。
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