【スペック】
メーカー:ETYMOTIC RESEARCH
発売年:1991年
再生周波数帯域:20㎐~16000Hz
参考価格:36080円
形状:カナル型
特記事項:世界初のカナル型イヤホン、BA一基、3段フランジ、特殊な装着法
【評価】
音質:80点
装着感:3.5 遮音性:5 音漏れ:5 デザイン:3 携帯性:4.5
オススメ度:5
【総評】
全体的にフラット。低音はやや砕けた感触だが量・質ともに悪くない。中音は極めて近く、クリア。ボーカルはやや艶やかな癖がある。高音はしっかり出る。刺さりは少ない。解像度は作られた時代・値段を考えると脅威の高さ。T60rp並みはある。音場は特殊。普通のイヤホンやヘッドホンとも違う、頭の中に音が満ちる完全頭内定位というような感じ。音色はフラット~やや明るめ。切れ・スピード感ともに良好。音圧は並。
ミドルクラスのヘッドホンと比べても見劣りしない解像度、フラットな音で製造開始から30年以上経った現在でも通用する名機。フラットといってもつまらない音という訳ではなく、充実した音で独特の迫力があり十分音楽を楽しめる。廃盤となっており中古もなかなか見かけないがer-4srという後継機がある。万能機が欲しい、リファレンス機が欲しい、よく電車に乗る(後述)という人にも、中高音が好きな人にもオススメ。
【装着感】
特殊。耳を引っ張って広げ、耳穴に深く差し込む。私にとっては快適だが、苦手な人も一定数居るだろう。
【その他】
脅威の遮音性。ノイズキャンセリングオンのAZ60を凌駕する。音漏れは無い。デザインは限界まで装飾を省いた感じ。イヤホンなのでサイズ的に持ち運びに便利。
後継機はer-4sr。
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