【スペック】
メーカー:GRADO
発売年:2009年
再生周波数帯域:18㎐~24000Hz
定価:49560円
形状:オープン
特記事項:ハンドメイド、メタルハウジング
【評価】
音質:78点
装着感:2.5 遮音性:0.5 音漏れ:0.5 デザイン:4 携帯性:2
オススメ度:3.5
【総評】
弱ドンシャリ。良く締まった叩き付けるような重い低音が出る。高音は非常に強く、キラキラというよりギラギラ。そして最大の特徴は中音。ゼロ距離の近さの力強いボーカルが頭内にバシっと定位され、まっすぐ抜けていく。解像度は値段なり。音場は狭いが音抜けが抜群に良いためこもりは無い。音色は明るい。切れ・スピード感ともにこれ以上の物はないだろう。音圧は極めて強く、開放型と思えない。
gradoで最も攻撃的な音が出るとされるsr325シリーズ。力強い音と持ち前の抜けの良さのおかげでロック・アニソン・ボカロ等の常に音圧が高い音楽を非常にうまく鳴らしてくれる。それなりに高価だが、唯一無二の個性があり楽しい。これ一本で何でも聞きたいという人にはオススメ出来ないが、live感のある生々しい音、激しい音を聞きたいという人にはかなりオススメ。
p【装着感】
悪い。sr80xよりケーブルの素材は滑らかでよいが、ザラザラのイヤーパッドがオンイヤーで痛い。総合的な装着感は同じくらい。長時間の使用には音の傾向も相まって向かない。
【その他】
全く遮音しないし、ドライバーから出る音と同じ大きさで背面から音漏れする。ここは全GRADO共通。デザインは小型grado共通の形だが、アルミニウム合金のハウジングはsr325だけ。本体は小さめだが、スピーカーケーブルように太いケーブルで脱着もできないので持ち運びには向かない。
現在は廃盤。後継機はsr325x。
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