【スペック】
メーカー:final audio design
発売年:2011年
再生周波数帯域:非公開
参考価格:5980円
形状:カナル型
特記事項:BAM機構
【評価】
音質:52点 装着感:4 遮音性:3.5 音漏れ:3.5 デザイン:5 携帯性:4.5
オススメ度:3.5
【総評】
音の傾向は低音寄り。低音は量がかなり多い。締まりはあまり無く、ボフっとした質感。中音はそれなりに量感があり、質も悪くないのだが圧倒的な量の低音に埋もれがち。高音はカッチリぬるりとした質感。ただし伸びない。刺さりは少ない。解像度は値段を考えても低い。音場はこの形状のイヤホンにしては広い方だろう。音色は寒色系なのだが低音が多すぎてウォームに聞こえる人も多いと思う。切れ・スピード感は中々良い。勢いで押し切る感じ。音圧は強め。聞き疲れは少ない。
FINALがFINAL AUDIO DESIGNだったころのイヤホン。かなり癖が強い。まず、低音の量がとても多く、他の帯域にガッツリかぶっている。クリア・ハイファイとは無縁の鳴り。しかしそれにより独自の臨場感・グルーブ感・迫力といったものがあり楽しい音。クリアさや無難さを求める人は買わない方がいいだろう。しかし、面白い音やブンブブンと鳴る低音が好きな人には結構オススメ。
☆adagio Ⅲの良いところ
・臨場感のある音
・良い鳴りっぷり
★agagio Ⅲの良くないところ
・こもる
・人を選ぶ激しい音
【装着感】
まあまあ良い。軽い耳垂らし型のイヤホン。どうしてもこの形状はイヤーピースだけで固定するので、落ちるときには落ちる。
【その他】
遮音性はそれなり。音漏れは多少あるが、音抜け穴の存在を考えるとマシな方かもしれない。デザインは素晴らしい。高級感は無いがとてもスタイリッシュ。携帯性は良い。
廃盤。現在、同メーカーではgrid01が同価格帯で売られている。
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