【スペック】
メーカー:AKG
発売年:不明
再生周波数帯域:16Hz ~30000Hz
参考価格:18000円
形状:開放型
特記事項:フリーアジャストヘッドバンド
【評価】
音質:75点 装着感:4 遮音性:1 音漏れ:1.5 デザイン:4.5 携帯性:2
オススメ度:3.5
【総評】
音の傾向は高音寄り。低音は締まっているが量は最低限。中音はとにかくクリア。GRADOかそれ以上にクリアで特異。またボーカルがとても近い。艶は少ない。高音は繊細でキラキラしている。解像度は値段なり。音場は開放型として普通の広さだが、自然に広がるのが印象的。音色は寒色系。切れ・スピード感はイマイチ。低音が弱すぎて良く分からない。音圧は普通。聞き疲れは少ない。
誰がこう呼んだか、「貧者の静電型ヘッドホン」。k501はダイナミック型のヘッドホンだが、その弱い低域と繊細な中高音から静電型のヘッドホンに例えられることがある。筆者は静電型のヘッドホンを一つも所有機していないが、たしかにそのような凄みを感じる。中高音のクリアさという観点で評価すると唯一無二の名機だと思う。ただし基本性能はそこまで高くなく、上位機種の方が性能は良い。
☆k501の良いところ
・極めてクリアな中高音
・繊細な音
★k501の良くないところ
・低音が弱い(低音好きには合わない)
・リケーブル不可
・音楽を楽しむという観点だと中々人を選ぶとおもう
・解像度はそんなに高くない
【装着感】
それなり。イヤーパッドはAKGの中では、珍しくジャージ素材となっておりサラサラ。
【その他】
遮音性はほぼ皆無で、逆にそれが利点の一つといえるかもしれない。音漏れは大きい。デザインは良いとおもう。落ち着いた灰色のハウジングにきらりと金色に光るk501の文字が美しい。