seven_headphoneのブログ

ヘッドホンはお好きですか

Pioneer SE-50のレビュー


【スペック】

メーカー:Pioneer

発売年:1967年

再生周波数帯域:20㎐~20000Hz

参考価格:7000円
形状:密閉型

特記事項:多ドライバ(77mmコーン+40㎜ホーン)、ツイーター調整システム、ボリュームコントローラー、ヴィンテージヘッドホン

【評価】

音質:80点 装着感:3 遮音性:2 音漏れ:5 デザイン:4 携帯性:3

オススメ度:5

【総評】
音の傾向はフラット~ややカマボコ。自然に響く低音、ややヴェールがかかったような柔らかく伸びる中音、硬くキラキラと粒立つような高音が特徴。解像度は値段を考えると驚異的に高い。音場は非常に広く、前方定位を感じる。音色はフラット。切れ・スピード感はイマイチ。音は良いのだが響きが多すぎる。音圧は弱い。基本的には優しく聞き疲れの少ない音なのだが、ツイーター全開時にはやや高音の刺さりが気になる。

色々珍しい機能を搭載したヘッドホン。特にツイーターは調節することでかなり音質が変わる。オフの時には独特のこもったような、レトロヘッドホンと聞いて何となく思い浮かべる音がした。ツイーター最大時の評価は上記の通り。

ゆったり聞き流すにもじっくり聞きこむにも良いヘッドホン。スピード感を要する楽曲以外は基本何でも合う。

【装着感】

とにかく重い。600gと現代のハイエンドヘッドホンでも無いような重さ。しかし側圧は緩く、またその重量のおかげでズレにくい。装着感の総評は並。

【その他】

あまり遮音しない。音漏れは「しない」と言い切りたくなるほど少ない。デザインは独特だが高級感がある。キャリングケースがついているがこの大きさ、重さ、基本持ち運びはしない方が良いだろう。

多少古さは感じますが非常に良い音です。