【スペック】
メーカー:tinhifi
発売年:2021年
再生周波数帯域:10Hz~20000Hz
参考価格:69900円
形状:カナル型
特記事項:金属筐体、平面駆動ドライバー
【評価】
音質:91.5点 装着感:3.5 遮音性:1.5 音漏れ:3 デザイン:2 携帯性:3
オススメ度:5
【総評】
音の傾向は弱ドンシャリ。低音は素晴らしい。厚みと圧と深さを伴いギチギチに締まった最高の低音。中音は透明感が非常に高いのに線の細さは感じず、適度な厚みがあり聞きごたえがある。高音は独特。サ行の刺さりなどは感じないのだが、超高音域がとにかく刺激的に主張する。解像度は価格を考えてもかなり高い。ハイエンドイヤホン(10万円~)の水準に達している。管弦の表現は素晴らしい。弦楽器は繊細な表現も力強く弦を擦る様子も良く分かる。管楽器はどれも開放的かつ丁寧で優れた表現に感じるが、特に金管楽器が金属的な音色を載せて力強く豪快に吹き上げる感じで生々しい。音場感は素晴らしい。非常に広く立体的で、上の価格帯を見てもここまで音場表現が上手いイヤホンはそう無い。音色は寒色系。キレ・スピード感は素晴らしい。低域のキレが最高だし、全帯域に渡ってレスポンスが良い。聞き疲れはソースによってはかなりある。
tinhifiのフラッグシップ。各帯域の質、解像度、音場感…全て価格帯の水準を超えており、fw10000程の表現力は無いにしろ、手持ちの10万円前後のイヤホン(se846、k3003、hs1697ti)辺りとは良い勝負になる。欠点を上げるとするなら、凄まじく鳴らしづらい(dt880という250Ωのヘッドホンと同じくらい)ことと、超高音域が目立つことだろう。しかしこのイヤホンはそれらを考慮したとしてもかなりコストパフォーマンスの高い製品だ。オススメ。
☆p2plusの良いところ
・価格を超えた基本性能
・躍動感があり楽しい音
・音場表現が優秀
★p2plusの良くないところ
・極めて鳴らしづらい
・超高音域が刺さる
・風変わりなデザイン
【装着感】
悪くはないが、モニター系のイヤホンのように耳にググっと押し込むことが出来ないのでイヤーピース選びをしっかりする必要がある。筆者はfinal type eを使っている。
【その他】
遮音性はあまり無い。音漏れは音抜けの良さと音場の広さの割には少ないが、多少は漏れる。デザインは金メッキ+中央に爪やすりのような意匠。いかにも中華イヤホンといった感じで、初めは興味も持たなかったが、聞く機会があって試聴してみたら凄まじく音が良く仰天した。このイヤホンは凡庸な見た目で損をしていると思う。携帯性は微妙。ケーブルの取り回しが悪い上、このケーブルは替えの効かない特殊なものなので取り回しが良いケーブルと交換することも難しい。
廃盤。後継機はまだないが、同社の現行の平面駆動ドライバー搭載イヤホンにはp1maxなどがある。
p1max:https://amzn.to/41dmtyc
