seven_headphoneのブログ

ヘッドホンはお好きですか

AKG K550のレビュー


 

【スペック】

メーカー:AKG

発売年:2011年

再生周波数帯域:12㎐~28000khz

参考価格:20900円
形状:密閉型

特記事項:リファレンスクラス

【評価】

音質:80点 装着感:4 遮音性:4 音漏れ:3 デザイン:4 携帯性:2

オススメ度:4

【総評】
音の傾向は高音寄り。解像度は値段を考えると高め。またそう感じやすいヘッドホンだとも思う。低音は最低限しか出ていなくて、軽い。中音はやや乾いた表現だが非常にクリアで篭りを全く感じない。高音は硬質でキラキラした感じの質感。音場は密閉型と考えるとかなり広い。同社のk701と同じくらいの広さ。音色は寒色系。切れ・スピード感は中々ある方。音圧は少ない。聞き疲れは多め。。

 特殊なヘッドホン。密閉型なのに音圧と低音が少なく中高音が多いため、開放型のような音を目指していたのかもしれない。手持ちでもk501と1,2を争う低音の少なさで使用頻度は両方高くない。ただ値段の割に高い性能を持っているため、ブーミーな低音が嫌いで、音場がが広くて解像度が高いヘッドホンを求めている人は一聴の価値があると思う。

☆k550の良いところ

・高い解像度

・開放型のような音場

・軽い

★k550の良くないところ

・低音好きには全くオススメできない

イヤーパッドとヘッドバンドがはがれやすい。なるべく家で使用した方が良いだろう。

・リケーブル不可

・ややシャリつく

【装着感】

 軽いが、ずれやすい。側圧は弱め。
【その他】

 遮音性は普通。音漏れは密閉型にしてはかなり多いと思う。デザインはAKGらしいシンプルなもの。折りたためるが、材質的に携帯しない方が良いだろう。

 後継機も含めて廃盤。このヘッドホンは当時のAKGの密閉型の最上位機種だが、現在の最上位機種はK872。