【スペック】
メーカー:sony
発売年:2010年
再生周波数帯域:5Hz~80000Hz
参考価格:61950円
形状:密閉型
特記事項:液晶ポリマー振動版
【評価】
音質:86点 装着感:4.5 遮音性:4.5 音漏れ:.2,5 デザイン:5 携帯性:3
オススメ度:4
【総評】
音の傾向は高音寄りの弱ドンシャリ。低音は控えめだが適度な厚みと沈み込みがあり、何より独特の柔らかい質感が心地良い。中音は明瞭だが、僅かに擦れや上擦りを感じる独特の質感で落ち着かない。高音はまろやかでやや丸みのある音だが、詰まりやこもり感はなく、光沢のある絹のような生地を想起させる音。解像度は値段なりに高い。特に分解能が際立っているため、細かい表現もよく見える。管弦の表現は中々良い。弦楽器は音源をそのまま実直に引き出すような感じ。管楽器は明るく豊かに響き、聞いていて楽しい。音場は立体的だがかなり狭い。頭内で音楽が展開されるような感覚で、アトラクションのような楽しさがある。音色はやや暖色系。キレ・スピード感は中々。音の柔らかさは気になるが、分離の良さからよく聞こえる。聞き疲れはしやすい。
ソニーのかつてのフラッグシップモニターヘッドホン。音場が狭くて分解能が高い、THEモニターヘッドホンといった感じの音。近い音の機種としてはyamahaのhph-mt8などが挙げられるが、あちらは全帯域に渡って神経質でドライな音であるのに対し、z1000は量感は少ないが質の良い低域、近くて神経質な中音域、まろやかで美しい高音域で構成された独特のバランスで、リスニング目的にもモニター目的にも使える。ソニーの原音忠実の解釈を煮詰めたような機種だと思う。没入感の高さが癖になる名作モニターヘッドホン。
☆mdr-z1000の良いところ
・分解能が高い
・ソニー特有のヌメっとした質感で何だか心地良い
・独特の音場感が楽しい
★mdr-z1000の良くないところ
・音が近すぎる
・自然ではない
【装着感】
良好。他では見ない形のイヤーパッドが耳をすっぽりと覆う。
【その他】
遮音性はかなり高い。多分イヤーパッドの形状のおかげ。音漏れは結構ある。大きめのベント穴のせいだろう。デザインは遊びや飾り気のない剛健なデザイン。携帯性は普通。折りたためないが、比較的小型。
廃盤。現行モデルはmdr-m1stなど。
mdr-m1st:https://amzn.to/4h4jwWM
