【スペック】
メーカー:audio-technica
発売年:2009年
再生周波数帯域:5㎐~45000Hz
定価:82500円
形状:密閉型
特記事項:チタンハウジング、ウィングサポート、D.A.D.S構造
【評価】
音質:88点
装着感:4.5 遮音性:3.5 音漏れ:3.5 デザイン:5 携帯性:1
オススメ度:5
【総評】
全体的にフラット。軽やかで量感のある、それでいてぼわついたりこもったりしない良質な低音。中音は柔らかく、伸びやかで透き通った感じ。最大の特徴は高域。緻密で繊細でキラキラした高音がどこまでも伸びていく。様々なヘッドホンを聞いてきたが、このヘッドホンの高域は唯一無二。解像度は価格を考えても極めて高い。他のヘッドホンでは聞こえない音が聞こえる。音場は極めて広く、開放型・密閉型問わず手持ちで一番広い。音色は明るめ。切れ・スピード感ともに素晴らしい。
このヘッドホンの良いところは、中高音が美しいだけでなく、低域もしっかり出ているところだ。基本性能がとにかく高く、どんな曲にも合う。解像度が高いヘッドホンを求める人、中高音を重視する人にオススメ。良質で量感がある低音が出るため、低音を重視する人にもオススメ。
【装着感】
見た目からは想像の付かない軽さ。ウィングサポートのおかげで頭頂部が全く痛くならない。イヤーパッドも柔らかくサラっとしていて良い。ややズレやすいのが難点。
【その他】
遮音性も音漏れも普通の密閉型ヘッドホンよりは低いが、開放型ヘッドホンよりは大分マシなのでこの評価。見るからに高級感があり、かついやらしくない絶妙なデザイン。大きさ的にも、ハウジングの素材的にも持ち運びはしない方が良いだろう。
後継機はath-a2000z。試聴機とath-a2000xを聞き比べたところ、ath-a2000「z」は低音が強くなりドンシャリ傾向となっていた。低音を重視する人はこちらの方が良いだろう。。が、中高音、特に高音を重視する人にはやはりath-a2000「x」の方がオススメ。
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